在宅の朝を変える。一人暮らしのコーヒーメーカーの選び方とおすすめ

キッチン/水回り

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在宅ワークが定着し、家で過ごす朝の時間が増えたことで、コーヒーメーカー 一人暮らしという組み合わせで検索する人が増えている。一人分のコーヒーを毎日淹れるだけなら電気ケトルとドリッパーでも十分なはずなのに、わざわざコーヒーメーカーを買う意味はどこにあるのか。答えは単純で、「毎朝同じ手順を、同じ味で、火や湯温を気にせず再現できる」という再現性にある。

ただし一人暮らしの部屋に置くコーヒーメーカーは、実家や広いキッチンで使うものとは選ぶ基準が変わる。デスクの片隅や小さなキッチンカウンターに置けるサイズか、1〜2杯分を淹れるのに5〜6杯用の大きなサーバーを持て余さないか、そして在宅ワーク中に何度もお湯を沸かし直す手間を減らせるかという3点が、一人暮らし向けの選び方の軸になる。

この記事では、ドリップ式6機種と全自動(ミル内蔵)3機種、合計9商品を比較の軸に据えたうえで、方式・容量・お手入れのしやすさ・設置スペースという観点から、一人暮らし・在宅ワーカーに向く選び方を整理する。仕様は各メーカーの公式サイトや取扱説明書に記載されている数値をもとにしており、商品名や公開情報から確認できない項目は「不明」として扱い、憶測では書いていない。

この記事で分かること

  • ドリップ式と全自動(ミル内蔵)では、手間・価格・置き場所の条件が大きく変わる
  • 一人暮らしなら4〜6杯用の小型モデルで容量は十分足りることが多い
  • フィルターには使い捨てのペーパー式と、洗って繰り返し使える永久(パーマネント)式がある
  • 在宅ワークのデスク横に置くなら、幅20cm台・奥行き30cm以内に収まるモデルが選びやすい
  • 全自動モデルは価格・サイズ・消費電力(1000W超)が上がる分、豆から挽く手間が要らない
  1. コーヒーメーカーの選び方―一人暮らし・在宅ワーク視点で見る4つの軸
    1. 方式で選ぶ―ドリップ式か、全自動(ミル内蔵)か
    2. 容量で選ぶ―一人暮らしなら4〜6杯用で十分なことが多い
    3. お手入れのしやすさで選ぶ―ペーパー式・永久フィルター・ミルの洗浄
    4. 設置スペースと消費電力で選ぶ―在宅ワークのデスク周りに置くなら
  2. 一人暮らし・在宅ワーク向けコーヒーメーカー9商品の比較
  3. 用途別に見る、一人暮らし・在宅ワーカーへのおすすめ
    1. とにかく価格を抑えて、まず1台試したいなら
    2. 在宅ワークの合間に、こまめに1〜2杯淹れたいなら
    3. 洗い物より、まとめ淹れ・保温を優先したいなら
    4. 豆から挽いて、手間なく本格的な一杯を楽しみたいなら
    5. エスプレッソ・カフェラテまで自宅で再現したいなら
  4. 在宅ワーカーがコーヒーメーカー選びで気をつけたい点
    1. 抽出音・保温音は、オンライン会議中に気になることがある
    2. 電気代は、ワット数と使用時間から目安を計算できる
    3. 賃貸のキッチンでは、コンセント位置と耐熱性のある設置面を確認する
  5. コーヒーメーカー 一人暮らしのよくある質問
    1. Q. 一人暮らしなら、何杯用のコーヒーメーカーを選べばいい?
    2. Q. ドリップ式と全自動、どちらを選ぶべき?
    3. Q. お手入れが楽なのはどのタイプ?
    4. Q. 電気代はどれくらいかかる?
    5. Q. デスクの近くに置いても大丈夫?
  6. あわせて読みたい―一人暮らし・キッチン家電の関連記事
    1. タイガー ADC-N060K―0.81L・6杯用のシャワードリップ式コーヒーメーカー
    2. パナソニック NC-A58-K―ミル内蔵でコンパクトな全自動コーヒーメーカー
    3. 象印 EC-TG40AM-BA―浄水フィルター内蔵・コンパクトな4杯用ドリップ式
    4. アイリスオーヤマ CMK-650P-B―メッシュ+ペーパー併用で選べるエントリーモデル
    5. 象印 EC-MA60-BA―永久フィルターで繰り返し使える6杯用ドリップ式
    6. ティファール CM4905JP―0.6L・シャワーヘッド式でむらなく抽出するコンパクトモデル
    7. 象印 EC-RT40-BA―挽き目・濃さを調節できる全自動ミル一体型
    8. デロンギ ECAM22112B―豆から挽く全自動エスプレッソマシン「マグニフィカS」
    9. デロンギ ICM12011J-BK―ペーパーレス永久フィルターの5杯用ドリップ式
    10. この記事について

コーヒーメーカーの選び方―一人暮らし・在宅ワーク視点で見る4つの軸

方式で選ぶ―ドリップ式か、全自動(ミル内蔵)か

今回紹介する9商品は、粉(またはペーパーフィルター)をセットしてお湯を落とすドリップ式が6機種(タイガーADC-N060K、象印 EC-TG40AM-BA、アイリスオーヤマ CMK-650P-B、象印 EC-MA60-BA、ティファール CM4905JP、デロンギ ICM12011J-BK)、豆を挽くところから機械が担う全自動が3機種(パナソニック NC-A58-K、象印 EC-RT40-BA、デロンギ ECAM22112B)に分かれる。

ドリップ式は本体価格を抑えやすく、コーヒー粉やドリップバッグなど好みの豆を自由に使える一方、豆から挽きたい場合は別途ミルが必要になる。全自動は豆さえ入れておけば挽く・淹れるを1台で完結できる代わりに、本体サイズと消費電力が大きくなりやすい。まず「豆から挽きたいか、粉やドリップ用の豆で十分か」を決めると、6機種か3機種かで候補が半分以下に絞れる。

容量で選ぶ―一人暮らしなら4〜6杯用で十分なことが多い

今回の9商品の満水容量は、少ないもので象印 EC-TG40AM-BA・象印 EC-RT40-BA・パナソニック NC-A58-Kの540〜545ml(1〜4杯用)、多いものでタイガー ADC-N060K・象印 EC-MA60-BAの0.81L(6杯用)という幅に収まっている。ティファール CM4905JPとアイリスオーヤマ CMK-650P-Bは0.6〜0.65L(5杯前後)で、その中間にあたる。

一人分のコーヒーは1杯あたり120〜150ml程度なので、4杯用でも1日2〜3回に分けて淹れれば十分足りる。6杯用を選ぶメリットは、まとめて淹れて保温しておけたり、来客時にも困らない点にあるが、一人暮らしの狭いキッチンではサーバーの置き場所や、少量しか淹れないときの空間の余りが気になることもある。1日に何度もコーヒーを淹れ直す派か、まとめて1〜2回で済ませたい派かで、選ぶ容量は変わってくる。

お手入れのしやすさで選ぶ―ペーパー式・永久フィルター・ミルの洗浄

タイガー ADC-N060K、象印 EC-TG40AM-BA、ティファール CM4905JPは基本的にペーパーフィルターを使う方式で、使用後はペーパーごと捨てるだけなので手入れの手間が少ない。一方、象印 EC-MA60-BAとデロンギ ICM12011J-BKは洗って繰り返し使える永久フィルターが標準で、ペーパー代がかからない代わりに毎回フィルターを洗う手間が発生する。アイリスオーヤマ CMK-650P-Bはメッシュフィルターとペーパーフィルターを併用できる方式で、好みに応じて使い分けられる。

全自動の3機種は、豆を挽くミル部分の手入れも加わる。パナソニック NC-A58-Kはミル部分をシャワー水流で自動洗浄する機能を備えており、象印 EC-RT40-BAはミル一体型ながら丸洗いできる部品構成をうたっている。デロンギ ECAM22112Bはエスプレッソマシンとしての構造上、豆ホッパー・抽出ユニット・ミルク泡立て部分など手入れ箇所がドリップ式より多くなる点は事前に理解しておきたい。

設置スペースと消費電力で選ぶ―在宅ワークのデスク周りに置くなら

在宅ワーク中にデスクの近くやキッチンカウンターの隅に置くことを考えると、本体サイズは重要な判断材料になる。象印 EC-TG40AM-BAは約W20.5×D15.5×H23cm、アイリスオーヤマ CMK-650P-Bは約W23×D14.9×H25cm、デロンギ ICM12011J-BKはW155×D275×H285mmと、いずれも奥行きが30cm以内に収まるコンパクトなサイズだ。

一方、全自動のデロンギ ECAM22112BはW238×D350×H430mm・重量9.5kgとドリップ式より一回り大きく、常設の置き場所を決めて使うタイプになる。消費電力もドリップ式が550〜650W前後(象印 EC-RT40-BAはミル込みで740W)であるのに対し、デロンギ ECAM22112Bは1450Wとエスプレッソ抽出のための出力が大きい。ブレーカー容量に余裕があるか、他の家電と同時に使わないかは、契約アンペア数が小さい一人暮らしの部屋では確認しておきたいポイントだ。

一人暮らし・在宅ワーク向けコーヒーメーカー9商品の比較

商品名方式容量消費電力本体サイズ(目安)フィルター特徴
タイガー ADC-N060Kドリップ式0.81L(6杯用)550WW15.4×D27.2×H30.1cmペーパー式シャワードリップ、保温は目安15分程度
パナソニック NC-A58-K全自動(ミル内蔵)545ml(4杯)770WW15.2×D27.2×H34.9cm常設フィルター+自動洗浄デカフェ豆コース、アイスコーヒーモード対応
象印 EC-TG40AM-BAドリップ式540ml(1〜4杯)650WW20.5×D15.5×H23cmペーパー式(浄水フィルター内蔵)ガラス容器、Amazon.co.jp限定
アイリスオーヤマ CMK-650P-Bドリップ式650ml(最大5杯)600WW23×D14.9×H25cmメッシュ+ペーパー併用可保温機能付き、価格を抑えたエントリーモデル
象印 EC-MA60-BAドリップ式0.81L(6杯用)650WW23×D28×H15.5cm永久フィルター(洗って繰り返し使用)ガラス容器、スイングバスケットで手入れしやすい
ティファール CM4905JPドリップ式0.6L(5杯)600WW17.5×D27×H21cmペーパー+メッシュ併用45mmシャワーヘッド・13穴で抽出、ドリップストップ付き
象印 EC-RT40-BA全自動(ミル一体型)540ml(4杯・豆30g)740W(本体650W+ミル90W)W24×D25×H37.5cmペーパー/永久フィルター選択可挽き目・濃さ各2段階、ステンレス真空二重サーバー、浄水用炭カートリッジ付き
デロンギ ECAM22112B全自動エスプレッソマシンタンク1800ml1450WW238×D350×H430mm常設フィルター(本体内蔵)豆から挽いてコーヒー・エスプレッソの全2メニュー、スチームミルク泡立て機能付き
デロンギ ICM12011J-BKドリップ式タンク650ml(5杯用)750WW155×D275×H285mmペーパーレス永久フィルター+スライドバスケットアロマ機能で濃さ調整、ドリップストップ付き

表だけでは実際の使い勝手までは伝わりにくいため、気になった機種は次の「用途別に見るおすすめ」と、それぞれの商品の向いている人・気になる点をあわせて確認したうえで、購入前に商品ページの最新の価格・在庫を確認してほしい。

用途別に見る、一人暮らし・在宅ワーカーへのおすすめ

とにかく価格を抑えて、まず1台試したいなら

初めてコーヒーメーカーを持つなら、価格を抑えたドリップ式から試すのが失敗しにくい。アイリスオーヤマCMK-650P-Bはメッシュフィルターとペーパーフィルターを両方使える柔軟さがあり、ティファール CM4905JPは0.6Lというコンパクトな容量で一人暮らしのキッチンに置きやすい。どちらもドリップ式の中では標準的な消費電力(600W)に収まっている。

在宅ワークの合間に、こまめに1〜2杯淹れたいなら

デスクワークの合間に少量ずつ淹れ直したい人には、540ml前後の小容量モデルが向く。象印 EC-TG40AM-BAは本体サイズが約W20.5×D15.5×H23cmと今回の9商品の中でも小さめで、浄水フィルターが内蔵されている点も水道水の味が気になる人には利点になる。デロンギ ICM12011J-BKもタンク650mlのコンパクトサイズで、永久フィルター+アロマ機能による濃さ調整ができる。

洗い物より、まとめ淹れ・保温を優先したいなら

6杯用の容量があるタイガー ADC-N060Kや象印 EC-MA60-BAは、1回にまとめて淹れて保温しておきたい人に向く。ただしタイガー ADC-N060Kは取扱説明書上、保温時間の目安が約15分とされており、長時間の保温を前提とした設計ではない点は理解しておきたい。象印 EC-MA60-BAは永久フィルターのため、ペーパー代はかからないが毎回のフィルター洗浄という手間とのトレードオフになる。

豆から挽いて、手間なく本格的な一杯を楽しみたいなら

「豆を挽くところから任せたいが、置き場所はコンパクトに」という人にはパナソニック NC-A58-Kが候補になる。ミル内蔵でありながら本体幅は約15.2cmに収まっており、デカフェ豆コースやアイスコーヒーモードなどドリップ式には無い機能も持つ。より本格的な味・濃さの調整までこだわりたいなら、挽き目・濃さをそれぞれ2段階から選べ、ステンレス真空二重構造のサーバーで保温時の風味劣化を抑える象印 EC-RT40-BAが選択肢になる。

エスプレッソ・カフェラテまで自宅で再現したいなら

コーヒーメーカーというよりエスプレッソマシンとしての性格が強いのがデロンギ ECAM22112Bだ。豆から挽いてコーヒー・エスプレッソの全2メニューに対応し、スチームによるミルク泡立て機能も備えるため、カフェラテやカプチーノまで自宅で作りたい人に向く。ただし重量9.5kg・消費電力1450Wと今回の9商品の中では別格に大きく、常設の置き場所と契約アンペア数の確認が前提になる。

在宅ワーカーがコーヒーメーカー選びで気をつけたい点

抽出音・保温音は、オンライン会議中に気になることがある

コーヒーメーカーは抽出時にお湯を沸かす音や、豆を挽くタイプならミルの動作音が発生する。全自動のパナソニックNC-A58-K・象印 EC-RT40-BA・デロンギ ECAM22112Bはミルが動く分、ドリップ式より動作音が大きくなりやすいと考えられる。オンライン会議の直前直後に淹れる、あるいはデスクからやや離れた場所に設置するといった工夫で、音が気になる場面を減らせる。

電気代は、ワット数と使用時間から目安を計算できる

コーヒーメーカーの消費電力は抽出時のみ最大出力がかかり、常時その電力を消費し続けるわけではない。たとえば600W前後のドリップ式で数分程度の抽出であれば、1回あたりの電気代は数円程度に収まる計算になる。消費電力が1450Wと大きいデロンギ ECAM22112Bも、抽出自体は短時間で終わるため、日常的に使う分には極端に電気代がかさむものではないが、契約アンペア数が小さい部屋では他の家電と同時使用しないよう注意したい。

賃貸のキッチンでは、コンセント位置と耐熱性のある設置面を確認する

一人暮らしの賃貸物件では、キッチンカウンターのコンセント位置や設置スペースの奥行きが本体サイズと合わない場合がある。特にデロンギ ECAM22112Bのように奥行き35cmを超えるモデルは、購入前にコンセントから本体までのケーブルの取り回しと、耐熱性のある設置面が確保できるかを確認しておくと、届いてから置けないという失敗を避けやすい。

コーヒーメーカー 一人暮らしのよくある質問

Q. 一人暮らしなら、何杯用のコーヒーメーカーを選べばいい?

A. 1杯あたり120〜150ml程度で計算すると、4杯用(540ml前後)でも1日2〜3回に分けて使えば十分足りることが多い。1回にまとめて淹れて保温しておきたい場合や来客の予定がある場合は、6杯用(0.81L)の象印 EC-MA60-BAやタイガー ADC-N060Kのような容量の大きいモデルを選ぶと安心できる。

Q. ドリップ式と全自動、どちらを選ぶべき?

A. すでにお気に入りのコーヒー粉やドリップ用の挽き豆がある、あるいは価格を抑えたいならドリップ式が向く。豆から挽くところまで機械に任せたい、挽きたての香りを毎回楽しみたいなら、パナソニック NC-A58-Kや象印 EC-RT40-BAのような全自動モデルが選択肢になる。全自動はサイズ・消費電力・お手入れ箇所がドリップ式より増える点はあらかじめ理解しておきたい。

Q. お手入れが楽なのはどのタイプ?

A. 使用後にペーパーごと捨てられるペーパーフィルター式(タイガー ADC-N060K、象印 EC-TG40AM-BA、ティファール CM4905JPなど)は、毎回の後片付けが最も簡単だ。永久フィルター式(象印 EC-MA60-BA、デロンギ ICM12011J-BK)はペーパー代がかからない代わりに、毎回フィルターを洗う手間が発生する。どちらを優先するかは、ランニングコストと手間のどちらを取るかで決めるとよい。

Q. 電気代はどれくらいかかる?

A. ドリップ式は550〜650W前後、全自動は740〜1450Wという幅がある。ただしいずれも抽出時間は数分程度で、常時その電力を消費し続けるわけではないため、毎日1〜2回使う程度であれば電気代が家計を圧迫するほどにはなりにくい。正確な金額は契約している電力会社の料金プランによって変わるため、目安として捉えてほしい。

Q. デスクの近くに置いても大丈夫?

A. 象印 EC-TG40AM-BA(約W20.5×D15.5×H23cm)やデロンギ ICM12011J-BK(W155×D275×H285mm)のようなコンパクトなドリップ式であれば、デスク横の小さなスペースにも置きやすい。一方でデロンギ ECAM22112B(W238×D350×H430mm・9.5kg)のような大型の全自動モデルは、デスク周りではなくキッチンなど常設の置き場所を用意したほうが使いやすい。

最後にもう一度整理すると、コーヒーメーカー 一人暮らしで選ぶ際は、①ドリップ式か全自動か、②4〜6杯用のうちどの容量が自分の飲む量に合うか、③ペーパー式か永久フィルター式か、④在宅ワークのデスク周りに置けるサイズかを順に確認していくと、9商品の中から自分に合った1台を絞り込みやすい。

あわせて読みたい―一人暮らし・キッチン家電の関連記事

タイガー ADC-N060K―0.81L・6杯用のシャワードリップ式コーヒーメーカー

タイガー魔法瓶の「ADC-N060K」は、満水容量0.81L・6杯用のドリップ式コーヒーメーカー。シャワードリップ方式でお湯をまんべんなく粉に注ぎ、簡単操作で毎日使いやすい設計になっている。消費電力は550Wと、今回の9商品のドリップ式の中でも標準的な数値だ。

本体サイズは約W15.4×D27.2×H30.1cm、重量は約1.9kg。フィルターは使い捨てのペーパー式で、抽出後はペーパーごと捨てるだけで済むため、後片付けの手間は少ない。取扱説明書によれば、保温時間は約15分を目安にする設計になっており、長時間の保温を前提としたモデルではない点は理解しておきたい。

6杯分(0.81L)とまとまった容量があるため、まとめて淹れておきたい人や、来客時にも対応したい人に向く。一方で一人分を少しずつ淹れたい人には、後述する象印 EC-TG40AM-BAのような4杯用の小容量モデルの方が使い勝手が良い場合もある。

  • ドリップ式・満水容量0.81L(6杯用)
  • 消費電力550W
  • 本体サイズ約W15.4×D27.2×H30.1cm・重量約1.9kg
  • ペーパーフィルター式
  • 保温は目安15分程度

向いている人: まとめて6杯分淹れたい人、来客時にも使いたい人に向く。

気になる点: 保温時間の目安が短いため、淹れてすぐ飲み切らない使い方には不向きな場合がある。

パナソニック NC-A58-K―ミル内蔵でコンパクトな全自動コーヒーメーカー

パナソニックの「NC-A58-K」は、豆を挽くミルを内蔵した全自動コーヒーメーカー。容量は545ml(4杯)で、消費電力は770W。本体幅は約15.2cmとミル内蔵モデルとしてはコンパクトな部類に入り、奥行き約27.2cm・高さ約34.9cm、重量約3.2kgとなっている。

デカフェ豆コースやアイスコーヒーモードなど、ドリップ式には無いモード切り替えに対応しているのが特徴だ。ミルで挽いた粉が付着しやすい部分はシャワー水流での自動洗浄機能をうたっており、豆から挽くタイプにつきものの手入れの手間を軽減する工夫がされている。

豆から挽くため挽きたての香りを毎日楽しめる一方、ドリップ式より本体サイズ・消費電力(770W)ともに大きくなる。デスクの近くに常設するというより、キッチンの決まった場所に置いて使うタイプの製品と考えたほうが選びやすい。

  • 全自動(ミル内蔵)・容量545ml(4杯)
  • 消費電力770W
  • 本体サイズ約W15.2×D27.2×H34.9cm・重量約3.2kg
  • デカフェ豆コース・アイスコーヒーモード対応
  • ミル部分のシャワー水流自動洗浄機能

向いている人: 豆から挽きたいが置き場所はコンパクトに抑えたい人に向く。

気になる点: ドリップ式と比べて消費電力・本体重量が大きく、常設の置き場所を決めて使う前提になる。

象印 EC-TG40AM-BA―浄水フィルター内蔵・コンパクトな4杯用ドリップ式

象印マホービンの「EC-TG40AM-BA」(Amazon.co.jp限定)は、1〜4杯用・容量540mlのドリップ式コーヒーメーカー。本体サイズは約W20.5×D15.5×H23cm、重量約1.1kgと、今回の9商品の中でも特にコンパクトで軽量な部類に入る。

消費電力は650W。ガラス容器を採用し、フィルターは使い捨てのペーパー式(102サイズ)を使用する。本体に浄水(活性炭)フィルターが内蔵されており、水道水のカルキ臭が気になる場合でも、別途浄水器を用意せずに使える点が特徴だ。

小型・軽量なので、デスク横の限られたスペースやキッチンカウンターの隅にも置きやすい。1〜4杯という容量設定も、一人分をこまめに淹れ直すスタイルに向いている。まとめて6杯分淹れたい人には、後述の象印 EC-MA60-BAやタイガー ADC-N060Kのほうが容量面で適している。

  • ドリップ式・容量540ml(1〜4杯)
  • 消費電力650W
  • 本体サイズ約W20.5×D15.5×H23cm・重量約1.1kg
  • ペーパーフィルター式・浄水フィルター内蔵
  • ガラス容器・Amazon.co.jp限定

向いている人: 小型・軽量なモデルを探している人、水道水の味が気になる人に向く。

気になる点: 容量が540ml(1〜4杯)とやや小さめのため、まとめて6杯分淹れたい用途には向かない。

アイリスオーヤマ CMK-650P-B―メッシュ+ペーパー併用で選べるエントリーモデル

アイリスオーヤマの「CMK-650P-B」は、容量650ml・最大5杯のドリップ式コーヒーメーカー。消費電力600W、本体サイズは約W23×D14.9×H25cm、重量約900gと、今回の9商品の中でも軽量な部類に入る。

フィルターはメッシュフィルターとペーパーフィルターの両方に対応しており、繰り返し使えるメッシュを普段使いにしつつ、手軽に片付けたいときはペーパーを使うといった使い分けができる。保温機能も備えており、淹れたコーヒーをそのまま温かく保っておける。

価格を抑えたエントリーモデルという位置付けの製品で、初めてコーヒーメーカーを持つ人や、複数の候補を比較しつつまず1台試してみたい人に向く。より小さい容量やより多機能なモデルと比べたい場合は、本記事の比較表や他の8商品もあわせて確認してほしい。

  • ドリップ式・容量650ml(最大5杯)
  • 消費電力600W
  • 本体サイズ約W23×D14.9×H25cm・重量約900g
  • メッシュフィルター+ペーパーフィルター併用可
  • 保温機能付き

向いている人: 価格を抑えて初めてコーヒーメーカーを試したい人に向く。

気になる点: 上位モデルと比べると付加機能は少なく、あくまで基本的なドリップ機能に絞られている。

象印 EC-MA60-BA―永久フィルターで繰り返し使える6杯用ドリップ式

象印マホービンの「EC-MA60-BA」は、容量0.81L・6杯用のドリップ式コーヒーメーカー。本体サイズは約W23×D28×H15.5cm、重量約1.7kg、消費電力は650Wとなっている。

フィルターは洗って繰り返し使える永久フィルター(パーマネントフィルター)を採用しており、ペーパー代がかからない点が特徴だ。スイングバスケット構造で、フィルター部分を取り出しやすく設計されているため、使用後の水洗いもしやすい。ガラス容器を採用している点は象印 EC-TG40AM-BAと共通する。

6杯分の容量とペーパー代がかからない経済性を両立させたい人に向くモデルだ。ただし永久フィルターは毎回洗う手間が発生するため、使い捨てのペーパーフィルターで手軽に片付けたい人には、タイガー ADC-N060Kや象印 EC-TG40AM-BAのようなペーパー式のほうが合う場合がある。

  • ドリップ式・容量0.81L(6杯用)
  • 消費電力650W
  • 本体サイズ約W23×D28×H15.5cm・重量約1.7kg
  • 永久フィルター(洗って繰り返し使用)
  • ガラス容器・スイングバスケット構造

向いている人: ペーパー代をかけたくない人、6杯分の容量が欲しい人に向く。

気になる点: 永久フィルターは使用後に毎回洗う手間があり、ペーパー式より後片付けの手間はやや増える。

ティファール CM4905JP―0.6L・シャワーヘッド式でむらなく抽出するコンパクトモデル

ティファールの「CM4905JP」(コーヒーメーカー メゾン)は、容量0.6L・5杯相当のドリップ式コーヒーメーカー。消費電力600W、本体サイズは約W17.5×D27×H21cm(蓋を開けた状態で高さ約23.5cm)、重量は約1.18kgとなっている。

45mm径・13穴のシャワーヘッドを採用し、お湯を粉全体に均一に行き渡らせる抽出方式が特徴だ。フィルターは使い捨てのペーパーフィルターとメッシュフィルターを併用する構造になっており、抽出後に湯切れを防ぐドリップストップ機能も備える。

0.6Lというコンパクトな容量と本体サイズは、一人暮らしのキッチンカウンターに置きやすい。むらのない抽出を売りにしているモデルのため、味の均一さを重視したい人にも向いている。まとめて6杯分淹れたい用途には、タイガー ADC-N060Kや象印 EC-MA60-BAのほうが容量面で適している。

  • ドリップ式・容量0.6L(5杯相当)
  • 消費電力600W
  • 本体サイズ約W17.5×D27×H21cm・重量約1.18kg
  • 45mm径13穴シャワーヘッドでむらなく抽出
  • ペーパー+メッシュフィルター併用、ドリップストップ付き

向いている人: コンパクトなサイズで、むらのない抽出を重視したい人に向く。

気になる点: 容量は0.6Lとやや小さめで、まとめて6杯分淹れる用途には向かない。

象印 EC-RT40-BA―挽き目・濃さを調節できる全自動ミル一体型

象印マホービンの「EC-RT40-BA」は、ミルを一体化した全自動コーヒーメーカー。容量540ml(4杯用、豆30g)、消費電力は本体650W+ミル90Wの合計740W、本体サイズは約W24×D25×H37.5cm、重量約4.3kgとなっている。

挽き目は「中細挽き」「粗挽き」の2段階、濃さは「濃いめ」「ふつう」の2段階から選べ、フィルターもペーパーフィルター(付属2枚)とステンレスメッシュの永久フィルターのどちらかを選べる柔軟さがある。サーバーはステンレス真空二重構造で、保温プレートで温め続けるのではなく魔法瓶のように保温するため、長時間置いても風味が劣化しにくいのが特徴だ。

浄水用の活性炭カートリッジが付属し、水道水のカルキ臭を抑えて抽出できる点もこだわりのポイントになる。全自動の中でも挽き目・濃さを細かく調整したい人、保温による風味劣化を避けたい人に向くモデルだが、本体重量約4.3kgとやや重く、設置場所は固定して使う前提になる。

  • 全自動(ミル一体型)・容量540ml(4杯用、豆30g)
  • 消費電力740W(本体650W+ミル90W)
  • 本体サイズ約W24×D25×H37.5cm・重量約4.3kg
  • 挽き目2段階・濃さ2段階を選択可能
  • ステンレス真空二重サーバー、浄水用活性炭カートリッジ付き

向いている人: 挽き目・濃さを自分好みに調整したい人、保温による風味劣化を避けたい人に向く。

気になる点: 重量約4.3kgとやや重く、頻繁に移動させる置き方には向かない。

デロンギ ECAM22112B―豆から挽く全自動エスプレッソマシン「マグニフィカS」

デロンギの「マグニフィカS ECAM22112B」は、豆から挽いてコーヒー・エスプレッソを抽出する全自動エスプレッソマシン。水タンク容量は1800ml、消費電力は1450W、本体サイズはW238×D350×H430mm、重量は9.5kgと、今回の9商品の中では別格に大きく重いモデルになる。

全2メニュー(コーヒー・エスプレッソ)に対応し、スチームによるミルク泡立て機能を備えるため、カフェラテやカプチーノまで自宅で作れるのが最大の特徴だ。ドリップ式やドリップ型の全自動とは異なり、エスプレッソマシンとしての本格性を重視した製品といえる。

水タンク容量1800mlは頻繁な給水の手間を減らせる一方、本体サイズ・重量ともに大きいため、デスク周りに常設するのではなく、キッチンの決まった場所に据え置いて使う前提になる。消費電力1450Wも今回の9商品の中で最大で、契約アンペア数が小さい部屋では他の家電との同時使用に注意したい。

  • 全自動エスプレッソマシン・水タンク容量1800ml
  • 消費電力1450W
  • 本体サイズW238×D350×H430mm・重量9.5kg
  • 全2メニュー(コーヒー・エスプレッソ)、豆から挽く全自動抽出
  • スチームによるミルク泡立て機能付き

向いている人: 自宅でカフェラテ・カプチーノまで再現したい人に向く。

気になる点: 本体サイズ・重量・消費電力ともに大きく、常設の置き場所と契約アンペア数の確認が前提になる。

デロンギ ICM12011J-BK―ペーパーレス永久フィルターの5杯用ドリップ式

デロンギの「アクティブ ICM12011J-BK」は、容量650ml・5杯用のドリップ式コーヒーメーカー。消費電力750W、本体サイズはW155×D275×H285mm、重量は約1.4kg(ガラスカラフェ込み)となっている。

フィルターはペーパーを使わない永久(パーマネント)フィルターとスライドバスケットを組み合わせた構造で、ペーパー代がかからずに繰り返し使える。アロマ機能で抽出時の濃さを調整できるほか、抽出後の湯切れを防ぐドリップストップ機能も備えている。

本体サイズがコンパクトで重量も軽いため、一人暮らしのキッチンカウンターやデスク横にも置きやすい。永久フィルターを採用している点は象印 EC-MA60-BAと共通するが、こちらはペーパーを併用しない「ペーパーレス」を前提とした設計になっている。

  • ドリップ式・容量650ml(5杯用)
  • 消費電力750W
  • 本体サイズW155×D275×H285mm・重量約1.4kg
  • ペーパーレス永久フィルター+スライドバスケット
  • アロマ機能で濃さ調整、ドリップストップ付き

向いている人: ペーパー代をかけずに使いたい人、コンパクトなドリップ式を探している人に向く。

気になる点: 永久フィルターのため、使用後は毎回フィルターを洗う手間が発生する。

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