スマホでは残らない、少し遠い光。いま持ち歩きたいコンパクトデジカメ。

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コンパクトデジタルカメラのおすすめを中古で探すと、新品では手が届きにくかった1.0型センサー搭載機や光学30倍ズーム機、防水タフネス機が、数分の一の価格帯で候補に挙がってくる。ただし中古のコンデジは型落ちモデルが中心になるため、スマホのカメラと何が違うのか、どのスペックを見て選べばいいのかが分かりにくい。

この記事では、キヤノン・ソニー・パナソニック・オリンパスの実売モデル9機種を、センサーサイズ・有効画素数・レンズの焦点距離(35mm換算)・光学ズーム倍率・重量といった公開スペックをもとに横断比較する。いずれも状態や付属品は商品ごとに異なる中古品のため、スペック面での違いを整理したうえで、中古カメラ特有のチェックポイントも合わせて解説する。

対象にしているのは、旅行や子どもの行事をスマホより一段上の画質で残したい人、望遠ズームで運動会や野鳥・鉄道を撮りたい人、プールや海・雨天のアウトドアでも気兼ねなく使えるカメラが欲しい人、そして「まずは安く中古でコンデジを試してみたい」という入門層だ。予算や用途によって選ぶべきモデルが大きく変わるため、まず選び方の基準を押さえてから、9機種それぞれの特徴を見ていく。

この記事で分かること

  • 中古コンパクトデジタルカメラは「センサーサイズ」「ズーム倍率」「防水性能」の3方向で選ぶと失敗しにくい
  • 1.0型センサーのCanon PowerShot G9 X Mark IIは画質重視、光学30倍のPanasonic LUMIX TZ90・TZ85は望遠重視
  • Panasonic LUMIX FT7(防水31m)とOLYMPUS TG-870(防水15m)は水辺・アウトドア向けの防水タフネス機
  • 中古品は個体ごとにシャッター回数・外観・付属品・保証期間が異なるため、商品ページの記載を必ず確認する
  • 9機種はいずれも2014〜2018年頃発売の型落ちモデルで、スペックの割に価格が抑えられているのが中古ならではの魅力
  1. 中古コンパクトデジタルカメラの選び方―失敗しない5つのポイント
    1. 1. センサーサイズと画素数で画質の土台を見る
    2. 2. 用途別に必要な光学ズーム倍率を決める
    3. 3. 防水・防塵・耐衝撃性能の有無を確認する
    4. 4. 中古ならではのチェックポイント―シャッター回数・外観・付属品
    5. 5. 動画性能(4K対応か)を確認する
  2. 中古コンパクトデジタルカメラ9機種の比較
  3. 用途別に見るおすすめグループ
    1. 高画質重視―1.0型センサーのG9 X Mark II
    2. 高倍率ズーム重視―TZ90・TZ85・SH-3
    3. 防水タフネス重視―FT7・TG-870
    4. コンパクト・入門重視―W830・WX800・IXY 650
  4. 中古コンパクトデジタルカメラ選びで失敗しやすい点
    1. スペックだけを見て、商品ページの状態記載を確認しない
    2. 防水性能を過信して、パッキンの経年劣化を考慮しない
    3. 望遠ズームだけを見て、本体の大きさ・重さを確認しない
    4. バッテリー・充電器・SDカードが付属していると思い込む
  5. よくある質問
    1. 中古のコンパクトデジタルカメラはどこで買うのが安心ですか
    2. 中古カメラに保証は付きますか
    3. スマホのカメラと比べてコンパクトデジタルカメラの利点は何ですか
    4. 4K動画対応かどうかはどう見分ければいいですか
    5. 防水性能はどのくらい信頼できますか
  6. あわせて読みたい―ガジェット関連の記事
    1. Canon PowerShot G9 X Mark II(中古)―1.0型センサー×F2.0レンズで画質を最優先したい人に
    2. Sony Cyber-shot DSC-W830(中古)―軽量・薄型で普段使いしやすい入門コンデジ
    3. Panasonic LUMIX TZ90(中古)―EVF内蔵・光学30倍ズームで望遠も4Kも欲しい人に
    4. Panasonic LUMIX FT7(中古)―防水31m・耐荷重100kgfのタフネス4Kコンデジ
    5. Panasonic LUMIX TZ85(中古)―EVFを省いてコンパクトにまとめた光学30倍ズーム機
    6. OLYMPUS STYLUS TG-870(中古)―防水15m・180度チルト液晶の防水タフネス機
    7. Sony Cyber-shot DSC-WX800(中古)―薄型ボディに光学28倍ズームを詰め込んだモデル
    8. Canon IXY 650(中古)―光学12倍ズーム・Wi-Fi対応の軽量スタンダード機
    9. OLYMPUS STYLUS SH-3(中古)―光学式5軸手ブレ補正×光学24倍(超解像48倍)ズーム
    10. この記事について

中古コンパクトデジタルカメラの選び方―失敗しない5つのポイント

1. センサーサイズと画素数で画質の土台を見る

コンパクトデジタルカメラの画質を左右する最大の要素はセンサーサイズだ。今回の9機種のうち、Canon PowerShot G9 X Mark IIだけが1.0型センサー(有効約2090万画素)を搭載しており、残り8機種は一般的なコンパクト機で使われる1/2.3型センサー(有効1600万〜2110万画素程度)になる。センサーが大きいほど一般に暗所や背景ボケの表現力で有利になるため、画質を最優先するならG9 X Mark IIが候補の中心になる。

一方、1/2.3型センサーの8機種でも画素数自体は1600万〜2110万画素とスマホカメラに近い水準があり、SNS投稿やA4程度までのプリントであれば実用上大きな不満は出にくい。画素数の差よりも、後述するレンズの明るさ(F値)やズーム倍率、手ブレ補正の有無の方が、実際の写真の見え方には影響しやすい。

2. 用途別に必要な光学ズーム倍率を決める

光学ズーム倍率は3倍(G9 X Mark II)から30倍(LUMIX TZ90・TZ85)まで幅がある。日常のスナップや料理・人物中心なら3〜8倍でも十分だが、運動会・発表会・野鳥観察・鉄道撮影のように被写体まで距離がある撮影では、24〜720mm相当をカバーする光学30倍ズーム機(TZ90・TZ85)や、光学24倍・超解像48倍まで伸ばせるOLYMPUS STYLUS SH-3が有利になる。ズーム倍率が上がるほど本体は大きく重くなる傾向があるため、携帯性とのバランスも合わせて考えたい。

3. 防水・防塵・耐衝撃性能の有無を確認する

水辺や雨天、砂ぼこりの多い屋外で使うなら、防水タフネスモデルを選ぶと安心だ。今回の9機種では、Panasonic LUMIX FT7が防水31m・耐荷重100kgf・耐低温-10℃、OLYMPUS STYLUS TG-870が防水15m・耐衝撃2.1m・耐低温-10℃という防水性能を公開している。それ以外の7機種は防水非対応の一般的なコンデジのため、プールサイドや海辺での使用は想定されていない点に注意したい。

4. 中古ならではのチェックポイント―シャッター回数・外観・付属品

中古カメラは同じ型番でも個体ごとにコンディションが異なる。特にレンズの傷・カビ・曇り、液晶の焼き付きやドット抜け、バッテリーの劣化(フル充電での撮影可能枚数の低下)、シャッターユニットの使用感(実際のシャッター回数は商品ページに記載がある場合とない場合がある)は、写真スペックだけでは分からない部分だ。購入前には商品ページの状態ランク表記・実機写真・付属品リスト(バッテリー・充電器・SDカードの有無)を必ず確認し、保証期間(1ヶ月保証など)が付いているかどうかも合わせてチェックしたい。

5. 動画性能(4K対応か)を確認する

写真だけでなく動画も撮りたい場合は、4K動画対応かどうかで機種を絞り込める。今回の9機種のうち、TZ90・FT7・TZ85・WX800・SH-3の5機種は4K動画(3840×2160)に対応し、G9 X Mark II・W830・TG-870・IXY 650の4機種はフルHD(1920×1080)までの対応にとどまる。4K動画から高画質な静止画を切り出せる「4Kフォト」機能は、シャッターチャンスを逃したくない子どもや動物の撮影で特に役立つ。

中古コンパクトデジタルカメラ9機種の比較

商品名センサー有効画素数レンズ(35mm換算)光学ズーム4K動画防水質量(約)
Canon PowerShot G9 X Mark II1.0型CMOS約2090万画素28-84mm・F2.0-4.93倍非対応(フルHD)非対応206g
Sony Cyber-shot DSC-W8301/2.3型CCD約2050万画素25-200mm・F3.3-6.38倍非対応(HD)非対応120g
Panasonic LUMIX TZ901/2.3型MOS約2110万画素24-720mm・F3.3-6.430倍対応(EVF内蔵)非対応322g
Panasonic LUMIX FT71/2.3型MOS約2040万画素28-128mm・F3.3-5.94.6倍対応防水31m・耐荷重100kgf319g
Panasonic LUMIX TZ851/2.3型MOS約1890万画素24-720mm・F3.3-6.430倍対応非対応282g
OLYMPUS STYLUS TG-8701/2.3型CMOS約1600万画素21-105mm・F3.5-5.75倍非対応(フルHD)防水15m・耐衝撃2.1m221g
Sony Cyber-shot DSC-WX8001/2.3型CMOS約2110万画素24-720mm・F3.5-6.428倍対応非対応233g
Canon IXY 6501/2.3型CMOS約2110万画素25-300mm・F3.6-712倍非対応(フルHD)非対応147g
OLYMPUS STYLUS SH-31/2.3型CMOS約1680万画素25-600mm・F3-6.924倍(超解像48倍)対応(15fps)非対応271g

質量はメーカー公表値(バッテリー・メモリーカード込み)を目安として掲載している。中古品の場合、実際の付属品構成や状態によって重量表記が前後することは基本的にないが、バッテリーの劣化状態まではスペック表からは分からない。以下、9機種をグループごとに1台ずつ詳しく見ていく。

用途別に見るおすすめグループ

高画質重視―1.0型センサーのG9 X Mark II

スマホより明確に画質差を出したいなら、1.0型センサーを積むCanon PowerShot G9 X Mark IIが最有力候補になる。ズームは3倍とやや控えめだが、F2.0の明るいレンズと大型センサーの組み合わせで、暗所や背景ボケの表現力は他の8機種より一段上だ。

高倍率ズーム重視―TZ90・TZ85・SH-3

運動会や旅行先の風景、遠くの被写体を大きく写したいなら、光学30倍ズームのLUMIX TZ90・TZ85、光学24倍(超解像48倍)のOLYMPUS SH-3が候補になる。TZ90はEVF(電子ビューファインダー)を内蔵し、屋外の強い日差しの下でも構図を確認しやすいのが強みだ。TZ85はEVFを省いた分コンパクトにまとまっている。

防水タフネス重視―FT7・TG-870

水辺・雨天・アウトドアで気兼ねなく使いたいなら、防水31mのLUMIX FT7か防水15mのOLYMPUS TG-870が候補になる。FT7は4K動画・GPS・Wi-Fiに対応し防水性能も上位、TG-870は180度チルト液晶で自撮りやローアングル撮影に使いやすい。どちらも水中・雨天での使用を前提に設計されている点が、一般的なコンデジ7機種との大きな違いだ。

コンパクト・入門重視―W830・WX800・IXY 650

「まずは安く中古のコンデジを試したい」という入門用途には、Sony DSC-W830(約120g)、Canon IXY 650(約147g)、Sony DSC-WX800(約233g・光学28倍)が候補になる。W830とIXY 650は軽量・薄型で普段使いのスナップ向き、WX800は薄型ボディながら光学28倍ズームを備え、コンパクトさとズーム性能を両立したい人に向く。

中古コンパクトデジタルカメラ選びで失敗しやすい点

スペックだけを見て、商品ページの状態記載を確認しない

中古カメラは同じ型番・同じスペックでも、レンズの傷やカビ、液晶のドット抜け、外装の擦れ具合、バッテリーの劣化度合いは個体によって異なる。この記事で紹介したスペック(センサー・ズーム倍率・重量など)はあくまでメーカー公表値であり、個々の商品の状態を示すものではない。購入前には商品ページの状態ランク表記や実機写真を必ず確認し、気になる点があれば購入前に問い合わせることをおすすめする。

防水性能を過信して、パッキンの経年劣化を考慮しない

LUMIX FT7やOLYMPUS TG-870のような防水モデルでも、防水性能を保っているのはパッキン(Oリング)が劣化していない場合に限られる。中古品はパッキンが経年劣化している可能性があり、新品時と同じ防水性能が保証されるわけではない。水中での本格的な使用を予定している場合は、購入後にごく浅い水で試し撮りをしてから本格的な使用に移るなど、慎重に扱うことをおすすめする。

望遠ズームだけを見て、本体の大きさ・重さを確認しない

TZ90・TZ85のような光学30倍ズーム機は、望遠性能と引き換えに本体が大きく重くなる(約280〜320g)。普段の持ち歩きやすさを重視するなら、G9 X Mark IIやW830、IXY 650のような軽量モデル(150〜210g程度)の方が快適に使える場合がある。ズーム倍率の数字だけで選ばず、実際に持ち歩くシーンを想像したうえで本体サイズ・重量も比較することが失敗を防ぐポイントになる。

バッテリー・充電器・SDカードが付属していると思い込む

中古カメラの出品では、バッテリーや専用充電器が付属しない、あるいはSDカードが別売りというケースがある。特にソニーのNP-BN形のような専用バッテリーは家電量販店で手軽に買えない場合もあるため、付属品の有無は購入前に商品ページで必ず確認したい。付属品が揃っていない場合は、追加費用も踏まえたうえで総額を比較することをおすすめする。

よくある質問

中古のコンパクトデジタルカメラはどこで買うのが安心ですか

家電専門の中古販売店やカメラ専門店が運営するECショップでは、状態ランクの表記や一定期間の保証(1ヶ月保証など)を付けているケースが多く、個人間取引のフリマアプリに比べて安心感がある。購入前には保証の有無・期間、返品条件、付属品の内容を確認したうえで選ぶとトラブルを避けやすい。

中古カメラに保証は付きますか

保証の有無・期間は販売店や商品ごとに異なる。1ヶ月程度の初期不良保証を付けている中古ショップもあるが、保証内容は商品ページごとに確認が必要だ。保証期間内に動作不良が見つかった場合の連絡先・手続き方法も、購入前に把握しておくと安心して使い始められる。

スマホのカメラと比べてコンパクトデジタルカメラの利点は何ですか

光学ズームによる画質劣化の少ない望遠撮影、専用のバッテリーによる長時間の撮影(スマホの電池を消費しない)、防水タフネス機であればプールや雨天でも気兼ねなく使える点などが挙げられる。特にTZ90・TZ85・SH-3のような光学24〜30倍ズーム機は、スマホのデジタルズームでは得られない画質の望遠撮影ができるのが大きな違いだ。

4K動画対応かどうかはどう見分ければいいですか

この記事で紹介した9機種では、TZ90・FT7・TZ85・WX800・SH-3の5機種が4K動画(3840×2160)に対応し、G9 X Mark II・W830・TG-870・IXY 650の4機種はフルHD(1920×1080)までの対応となる。動画のなめらかさまで重視する場合は、フレームレート(TZ90・FT7・TZ85・WX800は30p、SH-3は15p)も合わせて確認するとよい。

防水性能はどのくらい信頼できますか

LUMIX FT7(防水31m)・TG-870(防水15m)はメーカーが公表する防水性能を持つ設計だが、いずれも経年劣化するパッキンに依存する仕組みのため、新品時と同じ防水性能が中古品でも保証されるわけではない。水中での本格的な使用を考えている場合は、浅い水での試し撮りから始めるなど、慎重に扱うことをおすすめする。

最後に整理すると、中古のコンパクトデジタルカメラを選ぶときは、まず「画質」「ズーム」「防水」のどれを最優先するかを決めるとぶれにくい。画質重視なら1.0型センサーのG9 X Mark II、望遠重視なら光学30倍のTZ90・TZ85、水辺での使用が多いなら防水タフネスのFT7・TG-870、まずは軽く安く試したいならW830・IXY 650・WX800が候補になる。いずれも中古品のため、スペック表だけで判断せず、商品ページの状態記載・付属品・保証内容を必ず確認したうえで購入を判断してほしい。

あわせて読みたい―ガジェット関連の記事

Canon PowerShot G9 X Mark II(中古)―1.0型センサー×F2.0レンズで画質を最優先したい人に

1.0型センサー(有効約2090万画素)とF2.0-4.9の明るいレンズを組み合わせたキヤノンのハイエンドコンパクト機。焦点距離は28-84mm相当・光学3倍ズームとやや控えめだが、大型センサーと明るいレンズの組み合わせにより、1/2.3型センサー機に比べて暗所での画質や背景のボケ感で優位に立ちやすい。

本体サイズは約98×57.9×31.3mm、質量は電池込みで約206gと、1.0型センサー搭載機としてはコンパクトにまとまっている。タッチパネル対応の3.0型液晶(約104万ドット)を搭載し、Wi-Fi・Bluetoothにも対応する。動画は4Kには非対応でフルHD(1920×1080)までとなる。

画質重視で選ぶなら9機種の中で最有力候補だが、光学ズームは3倍にとどまるため、運動会や野鳥撮影のような望遠が必要な場面には向かない。防水性能もないため、水辺での使用には別途ケースなどの対策が必要になる。中古品のため、レンズの状態(曇り・カビ)とバッテリーの持ちは商品ページの記載や実機写真で確認しておきたい。

  • 1.0型センサー・有効約2090万画素、レンズはF2.0-4.9(28-84mm相当・光学3倍)
  • 本体約206g(電池込み)、3.0型タッチ液晶・Wi-Fi/Bluetooth対応
  • 動画はフルHDまで(4K非対応)

向いている人: スマホより明確な画質差が欲しい人、ズームより画質・ボケ感を重視する人に向く。

気になる点: 光学3倍ズームは望遠撮影には力不足。防水非対応で、中古はレンズの状態確認が特に重要。

Sony Cyber-shot DSC-W830(中古)―軽量・薄型で普段使いしやすい入門コンデジ

1/2.3型CCDセンサー(有効約2050万画素)と光学8倍ズーム(25-200mm相当・F3.3-6.3)を備えた、ソニーのエントリー向けコンパクト機。本体サイズは約93.1×52.5×22.5mm、質量は約120gと、9機種の中でも特に軽量・薄型な部類に入る。

動画記録は1280×720(HD)までで、4KやフルHDには対応していない。液晶は2.7型・約23万ドットと解像度は控えめだが、光学8倍ズームは日常のスナップから多少の望遠撮影までを一台でこなせる汎用性を持つ。バッテリーはソニー独自のNP-BN形リチウムイオン電池を使用する。

価格を抑えて「まずコンデジを試したい」という入門用途に向くモデルで、軽さを重視する人には扱いやすい。一方で液晶の解像度・動画性能は9機種の中で見劣りするため、動画も本格的に撮りたい場合はTZ90やFT7のような4K対応機の方が向く。中古では専用バッテリー(NP-BN)の劣化度合いと、付属充電器の有無を確認しておきたい。

  • 1/2.3型CCD・有効約2050万画素、光学8倍ズーム(25-200mm相当)
  • 本体約120gと9機種中トップクラスの軽さ・薄さ
  • 動画はHD(1280×720)までで4K非対応

向いている人: 軽量・薄型で持ち歩きやすい入門用コンデジを安く試したい人に向く。

気になる点: 液晶の解像度・動画性能は9機種中控えめ。専用バッテリー(NP-BN)の劣化状態は中古では要確認。

Panasonic LUMIX TZ90(中古)―EVF内蔵・光学30倍ズームで望遠も4Kも欲しい人に

1/2.3型MOSセンサー(有効約2110万画素)に、24-720mm相当・光学30倍ズームレンズを組み合わせた高倍率ズーム機。9機種の中で唯一EVF(電子ビューファインダー、約117万ドット)を内蔵しており、屋外の強い日差しの下でも構図を確認しやすいのが大きな特徴だ。

動画は4K(3840×2160・30p)に対応し、4K動画から高画質な静止画を切り出せる4Kフォト機能も使える。液晶は3.0型・約104万ドットのタッチパネルで、Wi-Fi・Bluetoothにも対応する。本体サイズは約112×67.3×41.2mm、質量はバッテリー・カード込みで約322gと、高倍率ズーム機らしくやや大きめだ。

運動会・野鳥・鉄道など望遠撮影の機会が多く、かつEVFでしっかり構図を決めたい人に向く。一方で重量・サイズは9機種の中でも大きい部類に入るため、荷物を軽くしたい旅行用途にはW830やIXY 650の方が向く場合もある。中古ではズームレンズの繰り出し部分の使用感(ガタつき・異音)とEVFの見え方(曇り・ゴミ混入)を確認しておくと安心だ。

  • 1/2.3型MOS・有効約2110万画素、光学30倍ズーム(24-720mm相当)
  • EVF内蔵(約117万ドット)、4K動画・4Kフォト対応
  • 本体約322g(バッテリー・カード込み)

向いている人: 望遠撮影の機会が多く、EVFで構図をしっかり決めたい人に向く。

気になる点: 重量・サイズは9機種中大きめ。中古ではズームレンズの動作とEVFのクリア度を要確認。

Panasonic LUMIX FT7(中古)―防水31m・耐荷重100kgfのタフネス4Kコンデジ

防水31m・耐荷重100kgf・耐低温-10℃という高いタフネス性能を持つ防水コンパクト機。1/2.3型MOSセンサー(有効約2040万画素)に28-128mm相当・光学4.6倍ズーム(F3.3-5.9)を搭載し、4K動画(3840×2160)にも対応する。GPS・Wi-Fiも内蔵している。

本体サイズは約116.7×76.1×37.3mm、質量はバッテリー・カード込みで約319gと、防水タフネス機としては標準的なサイズ感だ。防水31mは9機種の中で最も高い防水性能で、シュノーケリングやプールでの撮影まで想定した設計になっている。

水辺やアウトドアでの使用を前提とするなら真っ先に候補になる1台だが、光学ズームは4.6倍と望遠性能はTZ90・TZ85ほど高くない。中古品では、防水パッキン(Oリング)の劣化・破損の有無は写真だけでは判断しづらいため、防水性能を実際に使う予定がある場合は商品ページの状態記載を特に注意して確認したい。

  • 防水31m・耐荷重100kgf・耐低温-10℃のタフネス性能
  • 1/2.3型MOS・有効約2040万画素、光学4.6倍ズーム、4K動画・GPS・Wi-Fi対応
  • 本体約319g(バッテリー・カード込み)

向いている人: 水辺・雨天・アウトドアで気兼ねなく使えるカメラが欲しい人に向く。

気になる点: 光学ズームは4.6倍と望遠性能は控えめ。中古は防水パッキンの劣化有無を要確認。

Panasonic LUMIX TZ85(中古)―EVFを省いてコンパクトにまとめた光学30倍ズーム機

TZ90と同じ24-720mm相当・光学30倍ズームレンズ(F3.3-6.4)を搭載しながら、EVFを省くことで本体を軽量・コンパクトにまとめたモデル。1/2.3型MOSセンサーの有効画素数は約1890万画素で、TZ90よりやや控えめだが、実用上の解像感に大きな差は出にくい水準だ。

動画は4K(3840×2160・30p)に対応し、4Kフォト機能も利用できる。液晶は3.0型・約104万ドットのタッチパネルで、Wi-Fiにも対応する。本体サイズは約112×64×38mm、質量は本体約240g・バッテリー込み約282gと、TZ90(約322g)よりひと回り軽い。

「光学30倍ズームと4K動画は欲しいが、EVFまでは必要ない」という人にはTZ85の方が携帯性の面でメリットが大きい。逆に屋外の強い日差しの下で液晶が見えづらいと感じやすい人は、EVF内蔵のTZ90を選んだ方が快適に使える。中古ではTZ90と同様、ズームレンズの繰り出し動作を確認しておきたい。

  • 1/2.3型MOS・有効約1890万画素、光学30倍ズーム(24-720mm相当)、4K動画対応
  • EVFなしでTZ90より軽量(バッテリー込み約282g)
  • 液晶3.0型・約104万ドット、Wi-Fi対応

向いている人: 光学30倍ズームと4K動画を、TZ90より軽い本体で使いたい人に向く。

気になる点: EVFが無いため屋外の強い日差しでは液晶が見えづらい場合がある。中古はズーム動作を要確認。

OLYMPUS STYLUS TG-870(中古)―防水15m・180度チルト液晶の防水タフネス機

防水15m・耐衝撃2.1m・耐低温-10℃のタフネス性能を持つ防水コンパクト機。1/2.3型CMOSセンサー(有効約1600万画素)に21-105mm相当・光学5倍ズーム(F3.5-5.7)を搭載する。液晶は3.0型・約92万ドットで、180度チルトさせて自撮りやローアングル撮影に使えるのが特徴だ。

本体サイズは約112.9×64.1×27.6mm、質量はバッテリー込みで約221gと、防水機としては比較的コンパクトで厚みも抑えられている。GPS・Wi-Fiにも対応する。動画は4Kには非対応でフルHDまでとなる。

防水15mはFT7(31m)より浅いが、プールや川遊び、雨天の屋外レジャーであれば十分実用的な水準だ。180度チルト液晶は、子どもの目線に合わせたローアングル撮影や自撮りをしたい家族連れに向く。望遠性能は光学5倍と控えめなため、遠くの被写体を大きく写したい用途にはSH-3やTZ90の方が向く。中古では防水パッキンの状態と、チルト液晶のヒンジ部分のガタつきを確認しておきたい。

  • 防水15m・耐衝撃2.1m・耐低温-10℃、180度チルト液晶(自撮り対応)
  • 1/2.3型CMOS・有効約1600万画素、光学5倍ズーム、GPS・Wi-Fi対応
  • 本体約221g(バッテリー込み)、動画はフルHDまで

向いている人: プール・川遊びなど水辺のレジャーで、子ども目線の撮影もしたい家族連れに向く。

気になる点: 防水はFT7より浅い15m、ズームも5倍と控えめ。中古は防水パッキンとヒンジの状態を要確認。

Sony Cyber-shot DSC-WX800(中古)―薄型ボディに光学28倍ズームを詰め込んだモデル

1/2.3型Exmor R CMOSセンサー(有効約2110万画素)に、24-720mm相当・光学28倍ズームレンズ(F3.5-6.4)を搭載したソニーのコンパクト機。本体サイズは約101.6×58.1×35.5mm、質量は約233g(付属品含む)で、TZ90・TZ85と同等クラスの高倍率ズームを、より薄型のボディに収めているのが特徴だ。

動画は4K(3840×2160・30p)に対応し、液晶は3.0型・約92.16万ドットで180度チルトさせられるため自撮りにも使える。Wi-Fiにも対応し、スマホへの画像転送もしやすい。

光学28倍ズームと4K動画を、TZ90・TZ85より薄いボディで使いたい人に向くモデルだが、EVFは内蔵していないため、屋外の強い日差しの下では液晶での構図確認がやや難しく感じる場合がある。中古ではズームレンズの繰り出し・収納動作と、チルト液晶のヒンジ部分の状態を確認しておきたい。

  • 1/2.3型CMOS・有効約2110万画素、光学28倍ズーム(24-720mm相当)
  • 本体約233g・4K動画対応、液晶180度チルト(自撮り対応)
  • 薄型ボディ(厚み約35.5mm)でTZ90・TZ85よりコンパクト

向いている人: 高倍率ズームと4K動画を、より薄型・軽量なボディで使いたい人に向く。

気になる点: EVFはなく屋外の日差しで液晶が見えづらい場合がある。中古はズーム動作を要確認。

Canon IXY 650(中古)―光学12倍ズーム・Wi-Fi対応の軽量スタンダード機

1/2.3型裏面照射型CMOSセンサー(有効約2110万画素)に、25-300mm相当・光学12倍ズームレンズ(F3.6-7)を搭載したキヤノンのスタンダードコンパクト機。本体サイズは約99.6×58.0×22.8mm、質量はバッテリー・カード込みで約147gと、9機種の中でも軽量・薄型な部類に入る。

動画はフルHD(1920×1080)までで4Kには非対応。Wi-Fiに対応しており、スマホへの画像転送やリモート撮影に使える。光学12倍ズームは、W830(8倍)より望遠側に強く、TZ90・TZ85(30倍)ほど大きく重くならない、バランス型の位置づけになる。

「軽くて薄いが、W830より少しズームが効くカメラが欲しい」という人に向くモデルだ。EVFはなく、防水性能もないため、水辺での使用には向かない。中古ではWi-Fi機能が正常に動作するかどうかも確認しておくと、購入後に困りにくい。

  • 1/2.3型CMOS・有効約2110万画素、光学12倍ズーム(25-300mm相当)
  • 本体約147g(バッテリー・カード込み)、Wi-Fi対応
  • 動画はフルHDまで(4K非対応)

向いている人: 軽量・薄型ながらW830より望遠が効くカメラを探している人に向く。

気になる点: 防水非対応でEVFもなし。中古ではWi-Fi機能の動作確認をしておきたい。

OLYMPUS STYLUS SH-3(中古)―光学式5軸手ブレ補正×光学24倍(超解像48倍)ズーム

光学式5軸手ブレ補正を搭載し、25-600mm相当・光学24倍ズーム(超解像ズームを使うと最大48倍相当)まで対応するオリンパスの高倍率ズーム機。1/2.3型CMOSセンサーの有効画素数は約1680万画素、F値はF3.0-6.9となる。

動画は4K(3840×2160)に対応するが、フレームレートは15fpsとTZ90・FT7・TZ85・WX800の30fpsより控えめになる。液晶は3.0型のチルト式タッチパネルで、Wi-Fiにも対応する。本体サイズは約108.8×63.2×42.4mm、質量はバッテリー・カード込みで約271gとなる。

光学式の5軸手ブレ補正は、望遠側や動画撮影時の手ブレを電子式より効果的に抑えやすいとされ、望遠撮影の機会が多い人に向く。一方で4K動画のフレームレートが15fpsにとどまる点は、なめらかな4K動画を撮りたい場合には物足りなく感じる可能性がある。中古ではレンズ鏡筒の繰り出し動作と、手ブレ補正機構の作動音・違和感の有無を確認しておきたい。

  • 光学式5軸手ブレ補正、光学24倍(超解像48倍)ズーム(25-600mm相当)
  • 1/2.3型CMOS・有効約1680万画素、4K動画対応(15fps)
  • 本体約271g(バッテリー・カード込み)、チルト式タッチ液晶

向いている人: 望遠撮影が多く、光学式の強力な手ブレ補正を重視する人に向く。

気になる点: 4K動画は15fpsとなめらかさはやや控えめ。中古はレンズ鏡筒と手ブレ補正の動作を要確認。

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