キャンプも防災も、これ一台で。ポータブル電源の選び方とおすすめ8選

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台風や地震による停電、キャンプや車中泊での電源確保など、ポータブル電源が必要になる場面は年々増えている。しかし容量(Wh)と出力(W)の数字だけを見ても、自分の使い方に合った1台を選ぶのは意外と難しい。スマホの充電だけで十分なのか、扇風機や電気毛布まで動かしたいのか、停電時に冷蔵庫や電子レンジを一時的にでも使いたいのかで、選ぶべき容量もクラスも大きく変わってくる。

「ポータブル電源 おすすめ」で探すと、256Whのコンパクトなモデルから1536Whの大容量モデル、さらにソーラーパネルとのセット品まで幅広い選択肢が出てくる。この記事では、容量・出力・重量・充電時間・バッテリーの種類という基準で8台を比較し、それぞれがどんな使い方に向いているかを整理する。

紹介する8台のうち6台がリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)を採用しており、いずれも十分な繰り返し充放電に対応した長寿命設計になっている。容量は256Whから1536Whまで幅があり、スマホ・タブレット中心の軽量モデルから、電子レンジや電気毛布も視野に入る家庭用の大容量モデル、さらに晴天時の太陽光で継ぎ足し充電ができるソーラーパネルセットまでそろっている。

この記事で分かること

  • 容量(Wh)で選ぶ―小型キャンプ用と防災・家庭用の境目
  • 出力(W)で選ぶ―動かしたい家電から逆算する考え方
  • リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)とはどんなバッテリーか
  • AC充電時間・急速充電の実力差
  • ソーラーパネルセット2台の実際の価値
  • 重量・持ち運びやすさで後悔しないための確認点
  • 8台を並べた比較表とそれぞれの向き不向き
  1. ポータブル電源はどこで差がつくか
    1. 容量(Wh)で選ぶ―小型キャンプ用と防災・家庭用の境目
    2. 出力(W)で選ぶ―動かしたい家電から逆算する
    3. バッテリーの種類で選ぶ―リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)とは
    4. AC充電時間・急速充電で選ぶ
    5. ソーラー充電の実力―セット品2台の価値
    6. 重量・持ち運びやすさで選ぶ
  2. 用途別―何を動かしたいかで選ぶ
    1. スマホ・タブレットの充電が中心なら
    2. 扇風機・電気毛布・小型家電まで動かしたいなら
    3. 電子レンジ・ドライヤーなど消費電力の大きい家電も視野に入れるなら
    4. 停電の長期化やアウトドアでの連泊に備えるなら
  3. 買ってから気づきやすいポータブル電源の落とし穴
    1. 容量・出力の選び間違い
    2. 重量を見誤って持ち運びに苦労する
    3. ソーラー充電に過度な期待をする
  4. ポータブル電源についてよくある質問
    1. リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)とは?普通のリチウムイオン電池と何が違う?
    2. ポータブル電源の寿命はどれくらい?
    3. ソーラー充電はどのくらい実用的?
    4. UPS(無停電電源)機能とは?
    5. 停電時に冷蔵庫や電子レンジは動かせる?
  5. まとめ
  6. ポータブル電源8台のスペックを比較する
  7. ポータブル電源のおすすめ8選
    1. Jackery ポータブル電源 240 New―256Whの軽量モデルでスマホ・タブレット中心の携帯用に
    2. Jackery ポータブル電源 1500 New―1536Whの大容量で家庭の防災用に
    3. Jackery ポータブル電源 500 New―512Whでキャンプの小型家電にも対応
    4. BLUETTI AC70―768WhでUPS機能も備えた中容量モデル
    5. Jackery 1500 New+100Wソーラーパネル 2点セット―停電長期化にも備える組み合わせ
    6. EcoFlow DELTA 3 Classic―1024Whで約60分の急速充電とUPS機能
    7. Jackery 1000 New+100Wソーラーパネル 2点セット―1070Whにソーラー充電をプラス
    8. Jackery ポータブル電源 1000 New―1070Whで家庭用とアウトドアを両立
    9. この記事について

ポータブル電源はどこで差がつくか

容量(Wh)で選ぶ―小型キャンプ用と防災・家庭用の境目

今回紹介する8台の容量は、256Wh・512Wh・768Wh・1024Wh・1070Wh・1536Wh(ソーラーセット2台はそれぞれ1070Wh・1536Whの本体にソーラーパネルを追加した構成)に分かれている。容量が大きいほど長く・多くの機器を動かせるが、その分本体は重く高価になる。

256Wh(Jackery 240 New)と512Wh(Jackery 500 New)は、スマホやタブレットの充電、LEDランタン、小型の扇風機といった消費電力の小さい機器を中心に使うキャンプ入門・普段使い向けのクラス。荷物を軽くしたいソロキャンプや、日常使いのモバイルバッテリー代わりとしても扱いやすい容量帯だ。

768Wh(BLUETTI AC70)・1024Wh(EcoFlow DELTA 3 Classic)・1070Wh(Jackery 1000 New)は、停電時に冷蔵庫を一時的に動かしたり、電気毛布・小型の電子レンジを使ったりすることまで視野に入る防災・家庭用の中容量クラス。台風・地震への備えとして1台用意しておきたい層に向く。

1536Wh(Jackery 1500 New)は今回紹介する8台の中で最大容量。停電が長時間続いた場合や、複数の家電を同時に使いたい家庭、車中泊で電子レンジや電気ケトルまで使いたい人に向くクラスになる。

出力(W)で選ぶ―動かしたい家電から逆算する

容量(Wh)は「どれだけ長く使えるか」の目安だが、実際に家電を動かせるかどうかを決めるのは定格出力(W)だ。今回の8台の定格出力は、Jackery 240 New が300W、Jackery 500 New が500W、BLUETTI AC70 が1000W、EcoFlow DELTA 3 Classic とJackery 1000 New が1500W、Jackery 1500 New が2000Wとなっている。

スマホ・タブレットの充電やLEDライト、ノートPCの充電程度であれば300W前後でも十分にまかなえる。扇風機や電気毛布、小型の炊飯器なら500〜1000Wクラスが目安になる。電子レンジ(多くは600〜1000W前後)やドライヤーなど消費電力の大きい家電を動かしたい場合は、定格1000W以上、余裕を見るなら1500W以上のモデルを選んでおくと安心できる。

なお家電のワット数がポータブル電源の定格出力を超えると、正常に動作しないか自動的に出力が停止する仕組みになっている。動かしたい家電の消費電力(本体の表示ラベルや取扱説明書に記載)を先に確認してから、それを上回る定格出力のモデルを選ぶのが失敗しない順番だ。

バッテリーの種類で選ぶ―リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)とは

今回紹介する8台はいずれもリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP、リン酸鉄リチウム)を採用している。従来のリチウムイオン電池(三元系)に比べて熱暴走が起きにくく安全性が高いとされ、繰り返し充放電できる回数(サイクル寿命)も長い点が特徴だ。

メーカー公表値を見ると、Jackery 240 New・Jackery 1000 New が約4000回、Jackery 500 New・Jackery 1500 New が6000回、BLUETTI AC70 が3000回以上のサイクル寿命を公表しており、いずれも毎日1回使う計算でも10年前後は使い続けられる設計になっている。長く使う前提の防災用途では、この寿命の長さがLFP採用モデルを選ぶ理由の一つになる。

AC充電時間・急速充電で選ぶ

停電の前にどれだけ早くフル充電できるかも、防災用途では重要な基準になる。メーカー公表のACフル充電時間は、Jackery 240 New が通常1.9時間(急速充電モードで1時間)、Jackery 500 New が最速70分、Jackery 1000 New が1.7時間、Jackery 1500 New が約1.5時間、BLUETTI AC70 が1.3〜1.5時間(45分で80%まで急速充電)、EcoFlow DELTA 3 Classic が約60分とされている。

容量が大きいモデルほど充電に時間がかかりそうに思えるが、急速充電に対応したモデルは容量の大きさに反して1〜1.5時間程度でフル充電できるものが多い。台風接近など事前に予測できる停電に備えるなら、この充電時間の短さも比較しておきたいポイントだ。

ソーラー充電の実力―セット品2台の価値

今回の8台には、Jackery 1500 New・Jackery 1000 New それぞれに100Wソーラーパネル(Jackery SolarSaga 100 相当)を1枚組み合わせた2点セットが含まれている。ソーラーパネル単体の定格出力は100W、変換効率は最大25%、IP68相当の防水性能を備え、折りたたんで持ち運べる設計になっている。

100Wパネル1枚での充電は、晴天下でもコンセント充電より時間がかかるため、あくまで「停電が長引いたときの補助的な継ぎ足し充電」や「電源が取れないキャンプ地での延命」として捉えるのが現実的だ。天候や日射角度によって発電量は変動するため、ソーラー充電だけで日常的にフル充電を完結させる用途にはあまり向かない。停電が数日単位で続く可能性がある地域や、電源のない場所で連泊するアウトドア用途で価値を発揮する構成といえる。

重量・持ち運びやすさで選ぶ

メーカー公表の本体重量は、Jackery 240 New が約3.6kg、Jackery 500 New が5.7kg、BLUETTI AC70 が約10.2kg、Jackery 1000 New が約10.8kg、EcoFlow DELTA 3 Classic が約12.1kg、Jackery 1500 New が14.5kgとなっている。ソーラーパネルセットの2台は、この本体重量に加えてパネル(約3.6kg)の重さも持ち運ぶ必要がある点に注意したい。

3〜6kg台のJackery 240 New・500 Newは片手でも持ち運びやすく、車への積み下ろしや2階以上への運搬でも負担が小さい。10kgを超えるクラスは据え置きでの防災備蓄や車中泊のように、頻繁に持ち運ばない使い方に向いている。購入前に、実際に自分がどれくらいの頻度で持ち運ぶかを想像しておくと重量面での後悔を避けやすい。

用途別―何を動かしたいかで選ぶ

スマホ・タブレットの充電が中心なら

外出先やキャンプでスマホ・タブレット・モバイルバッテリーの充電が中心なら、Jackery 240 New (256Wh・定格300W・重量約3.6kg)のような軽量・小容量モデルで十分にまかなえる。荷物をできるだけ軽くしたい登山・ソロキャンプにも向く。

扇風機・電気毛布・小型家電まで動かしたいなら

扇風機や電気毛布、小型の炊飯器・ノートPCまで使いたい場合は、定格500W以上のモデルが目安になる。Jackery 500 New(512Wh・定格500W)はキャンプでの小型家電利用に、BLUETTI AC70(768Wh・定格1000W)はより余裕を持った出力で家庭でのバックアップ用途にも使いやすい。

電子レンジ・ドライヤーなど消費電力の大きい家電も視野に入れるなら

電子レンジやドライヤーのように消費電力が大きい家電まで動かしたいなら、定格1000W以上、できれば1500W以上のモデルを選んでおきたい。EcoFlow DELTA 3 Classic(1024Wh・定格1500W)やJackery 1000 New(1070Wh・定格1500W)はこのクラスの代表格で、Jackery 1500 New(1536Wh・定格2000W)はさらに余裕を持って複数の家電を同時に使いたい家庭に向く。

停電の長期化やアウトドアでの連泊に備えるなら

停電が数日単位で続く可能性を考えるなら、大容量のJackery 1500 Newに加えて、コンセントが使えない状況でも継ぎ足し充電できるソーラーパネルセット(Jackery 1500 New/1000 New いずれも100Wパネル付き)が候補になる。電源のない場所での連泊キャンプや車中泊にも同様の考え方が当てはまる。

買ってから気づきやすいポータブル電源の落とし穴

容量・出力の選び間違い

容量(Wh)の大きさばかりを見て、定格出力(W)の確認を忘れると、いざというときに動かしたい家電が使えないという事態になりやすい。特に電子レンジやドライヤーのような瞬間的に電力を多く使う家電は、定格出力に余裕のあるモデルを選んでおかないと出力が停止してしまうことがある。購入前に「動かしたい家電の消費電力の合計」を必ず確認しておきたい。

重量を見誤って持ち運びに苦労する

大容量モデルほど本体は重くなり、10kgを超えるクラスは持ち運びに体力を要する。防災用に自宅据え置きで使うのか、キャンプや車中泊で頻繁に持ち運ぶのかによって、許容できる重量は大きく変わる。カタログ上のWh数だけで選ぶと、実際に使う場面で重さがネックになることがある。

ソーラー充電に過度な期待をする

ソーラーパネルセットは魅力的だが、100Wパネル1枚での充電速度はAC電源に比べて大きく劣る。天候や設置角度によって発電量も変動するため、「ソーラーだけで毎日フル充電する」という使い方には向かない。あくまでコンセント充電を基本にしつつ、停電の長期化や電源のない環境での補助手段として捉えておくと、購入後のギャップが少ない。

ポータブル電源についてよくある質問

リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)とは?普通のリチウムイオン電池と何が違う?

リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)は、正極材にリン酸鉄を使うリチウムイオン電池の一種。従来の三元系リチウムイオン電池に比べて熱暴走が起きにくく安全性が高いとされ、繰り返し充放電できる回数(サイクル寿命)も長い傾向がある。今回紹介する8台はすべてLFPを採用しており、各社とも3000〜6000回のサイクル寿命を公表している。

ポータブル電源の寿命はどれくらい?

サイクル寿命はメーカー公表値で、Jackery 500 New・1500 New が6000回、Jackery 240 New・1000 New が約4000回、BLUETTI AC70 が3000回以上とされている。いずれも1日1回の充放電を想定した場合、10年前後は使い続けられる計算になる(サイクル数消化後は容量が徐々に低下する)。

ソーラー充電はどのくらい実用的?

今回のソーラーパネルセット2台(Jackery 1500 New/1000 New)に付属する100Wパネルは、変換効率最大25%・IP68相当の防水性能を備えるが、100Wという出力自体はAC充電に比べると控えめ。晴天下でも本体をフル充電するにはAC充電より長い時間がかかるため、停電の長期化や電源のない場所での補助的な継ぎ足し充電として考えるのが現実的だ。

UPS(無停電電源)機能とは?

UPS機能は、停電が発生した際に自動でバッテリー給電へ切り替える機能。今回紹介した中ではBLUETTI AC70が切替時間20ミリ秒、EcoFlow DELTA 3 Classicが10ミリ秒未満のUPS機能を公表しており、パソコンやネットワーク機器など瞬断による影響を避けたい機器のバックアップ電源としても使いやすい。

停電時に冷蔵庫や電子レンジは動かせる?

冷蔵庫の消費電力は機種によって差があるが、起動時に一時的に大きな電力(起動電流)を必要とするため、定格出力に余裕のあるモデルを選んでおきたい。電子レンジは多くの機種が600〜1000W前後のため、定格1000W以上、できれば1500W以上のEcoFlow DELTA 3 Classic・Jackery 1000 New・Jackery 1500 Newのようなクラスであれば動かせる可能性が高い。ただし機種ごとの消費電力は事前に必ず確認しておきたい。

まとめ

  • 容量(Wh)は使う時間の目安。256〜512Whは軽量なキャンプ・普段使い向け、768〜1536Whは防災・家庭用向け
  • 出力(W)は動かせる家電を決める要素。電子レンジなど大きい家電には定格1000W以上を選ぶ
  • 8台はすべてリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)採用で、3000〜6000回のサイクル寿命を公表
  • AC急速充電なら容量が大きくても1〜1.5時間程度でフル充電できるモデルが多い
  • ソーラーパネルセットは補助的な継ぎ足し充電と考え、AC充電を基本にする
  • 重量は3.6kg〜14.5kgと幅があり、持ち運ぶ頻度に合わせて選ぶ

ポータブル電源8台のスペックを比較する

商品名容量定格出力重量バッテリーACフル充電
Jackery 240 New256Wh300W約3.6kgリン酸鉄(LFP)1.9時間(急速1時間)
Jackery 1500 New1536Wh2000W14.5kgリン酸鉄(LFP)約1.5時間
Jackery 500 New512Wh500W5.7kgリン酸鉄(LFP)最速70分
BLUETTI AC70768Wh1000W約10.2kgリン酸鉄(LFP)1.3〜1.5時間(急速45分で80%)
Jackery 1500 New+100Wソーラーセット1536Wh2000W14.5kg+パネル約3.6kgリン酸鉄(LFP)約1.5時間(+ソーラー100W)
EcoFlow DELTA 3 Classic1024Wh1500W約12.1kgリン酸鉄(LFP)約60分
Jackery 1000 New+100Wソーラーセット1070Wh1500W約10.8kg+パネル約3.6kgリン酸鉄(LFP)1.7時間(+ソーラー100W)
Jackery 1000 New1070Wh1500W約10.8kgリン酸鉄(LFP)1.7時間

表の数値はメーカー公表値をもとにしている。価格・在庫・仕様は変動するため、最終的な判断は各リンク先の商品ページで最新情報を確認したうえで行ってほしい。

ポータブル電源のおすすめ8選

Jackery ポータブル電源 240 New―256Whの軽量モデルでスマホ・タブレット中心の携帯用に

「Jackery 240 New」は容量256Wh・定格出力300Wのコンパクトなポータブル電源。重量は約3.6kgと軽く、片手で持ち運べるサイズ感で、スマホやタブレット、LEDランタンなど消費電力の小さい機器を中心に使う場面に向いている。

バッテリーにはリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)を採用し、メーカー公表では約4000回の充放電サイクル後も70%の容量を維持できるとされる。AC充電は通常1.9時間、急速充電モードでは1時間でフル充電が可能で、外出前に短時間で充電を済ませたい場合にも対応しやすい。

USB-Cポートは最大100Wのデュアルパワーデリバリー(PD)に対応しており、ノートPCの急速充電にも使える構成。防災用の予備電源としてはもちろん、日常の外出時に荷物を増やしたくない人にも扱いやすい容量帯だ。

同じ8台の中では最も軽量・小容量のモデルで、電子レンジのような消費電力の大きい家電には向かない。あくまでスマホ・タブレット・小型LED機器といった軽負荷の用途に絞って選ぶと満足度が高い。

  • 256Wh・定格出力300W
  • 重量約3.6kg・リン酸鉄リチウム(LFP)
  • AC充電1.9時間(急速1時間)・USB-C 100W×2

向いている人:スマホ・タブレット中心で、できるだけ軽い1台を携帯したい人に向く。

気になる点:定格300Wのため、電子レンジや電気毛布など消費電力の大きい家電には対応しない。

Jackery ポータブル電源 1500 New―1536Whの大容量で家庭の防災用に

「Jackery 1500 New」は容量1536Wh・定格出力2000W、瞬間最大4000Wという、今回紹介する8台の中で最大クラスのスペックを持つモデル。停電が長引いた場合や、複数の家電を同時に使いたい家庭での備えに向いている。

バッテリーはリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)で、メーカー公表のサイクル寿命は6000回。1日1回の充放電を想定しても長期間使い続けられる設計になっている。AC充電時間は約1.5時間(90分)と、この容量クラスとしては短い部類に入る。

重量は14.5kgと8台の中では最も重く、頻繁に持ち運ぶよりも自宅や車に据え置いて使う運用に向く。USB-Cポート2口は最大100Wのデュアルパワーデリバリーに対応しており、AC出力ポートも3口備えている。

同じJackery 1500 Newをベースにした「+100Wソーラーパネルセット」も今回のラインアップに含まれており、停電の長期化に備えてソーラー充電の手段も確保したい場合はそちらが候補になる。

  • 1536Wh・定格出力2000W(瞬間最大4000W)
  • 重量14.5kg・リン酸鉄リチウム(LFP)
  • AC充電約1.5時間・サイクル寿命6000回

向いている人:停電の長期化や複数家電の同時使用に備えたい家庭に向く。

気になる点:重量14.5kgと重く、頻繁な持ち運びよりも据え置き運用が前提になる。

Jackery ポータブル電源 500 New―512Whでキャンプの小型家電にも対応

「Jackery 500 New」は容量512Wh・定格出力500Wのモデル。重量は5.7kgで、A4サイズより小さい薄型ボディを採用しており、荷物を増やしたくないキャンプや車中泊にも持ち運びやすい。

バッテリーはリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)で、メーカー公表のサイクル寿命は6000回と8台の中でもトップクラス。AC充電時間は最速70分と短く、出発前に手早く充電を済ませたい場面にも対応しやすい。

定格出力500Wは、扇風機や電気毛布、小型の炊飯器といった中程度の消費電力の家電までカバーできる目安。ACコンセント2口、DCカーポート、USB-C・USB-Aポートを備え、複数機器の同時充電にも対応する。

Jackery 240 Newよりも一段階容量・出力を上げたい人や、キャンプで小型家電も使いたい人に向く。電子レンジのような大きい消費電力の家電までは想定していない点は確認しておきたい。

  • 512Wh・定格出力500W
  • 重量5.7kg・リン酸鉄リチウム(LFP)
  • AC充電最速70分・サイクル寿命6000回

向いている人:キャンプや車中泊で、扇風機や電気毛布など中程度の家電まで使いたい人に向く。

気になる点:定格500Wのため、電子レンジなど消費電力の大きい家電には力不足になりやすい。

BLUETTI AC70―768WhでUPS機能も備えた中容量モデル

「BLUETTI AC70」は容量768Wh・定格出力1000W、瞬間最大1500Wの中容量モデル。重量は約10.2kgで、防災・家庭用としても、車中泊など少し余裕を持った出力がほしい場面にも対応しやすいスペックになっている。

バッテリーはリン酸鉄リチウムイオン電池で、メーカー公表のサイクル寿命は3000回以上。AC充電は通常1.3〜1.5時間、急速充電では45分で80%まで充電できるとされ、限られた時間で使える状態にしたい場合にも対応しやすい。

UPS(無停電電源)機能を搭載しており、切替時間は20ミリ秒とされる。停電時に自動でバッテリー給電へ切り替わるため、パソコンやネットワーク機器など瞬断の影響を避けたい機器のバックアップ電源としても使える。専用アプリでの遠隔操作にも対応する。

定格1000Wは電子レンジなど一部の家電にも対応できる目安になるが、消費電力の大きい機種は動かせない場合があるため、事前に対象家電の消費電力を確認しておきたい。

  • 768Wh・定格出力1000W(瞬間最大1500W)
  • 重量約10.2kg・リン酸鉄リチウム
  • UPS機能(切替20ms)・急速充電45分で80%

向いている人:停電時のバックアップ電源としてUPS機能も重視したい人に向く。

気になる点:消費電力の大きい家電を複数同時に使う場合は、定格1000Wでは不足することがある。

Jackery 1500 New+100Wソーラーパネル 2点セット―停電長期化にも備える組み合わせ

「Jackery 1500 New+100Wソーラーパネル」セットは、本体(1536Wh・定格出力2000W)に100Wソーラーパネル(Jackery SolarSaga 100 相当)1枚を組み合わせた構成。本体単体のスペックはJackery 1500 Newと同じで、さらにAC電源が使えない状況での充電手段を確保できる点が最大の価値になる。

付属のソーラーパネルは定格出力100W、変換効率最大25%、IP68相当の防水性能を備え、折りたたんで持ち運べる設計。晴天下でもAC充電より時間はかかるため、日常的な主充電手段というより、停電の長期化時やコンセントのないアウトドアでの補助的な継ぎ足し充電として考えるのが現実的だ。

本体の重量は14.5kg、これにパネル(約3.6kg)が加わるため、セット全体としての持ち運びは本体単体よりも負担が増える。自宅や車に据え置きつつ、停電時にはパネルを展開して使う運用がイメージしやすい。

本体だけで十分という人はJackery 1500 New単体でも問題ないが、停電が数日単位に及ぶ可能性を考えるなら、このセットで充電手段を二重化しておく価値がある。

  • 本体1536Wh・定格出力2000W+100Wソーラーパネル1枚
  • パネル変換効率最大25%・IP68防水
  • AC充電約1.5時間、晴天時はソーラーでも継ぎ足し可能

向いている人:停電の長期化や、電源のないアウトドアでの連泊に備えたい人に向く。

気になる点:ソーラー充電はAC充電より時間がかかり、天候にも左右されるため過度な期待は禁物。

EcoFlow DELTA 3 Classic―1024Whで約60分の急速充電とUPS機能

「EcoFlow DELTA 3 Classic」は容量1024Wh・定格出力1500W、サージ時瞬間最大3000Wのモデル。重量は約12.1kgで、電子レンジやドライヤーなど消費電力の大きい家電まで視野に入れたい家庭用途に向く。

バッテリーはリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)で、公表情報では1日1回の充放電でも約10年間使用できるとされている。AC充電時間は約60分とこの容量クラスとしてはかなり短く、急な外出前でも短時間でフル充電を済ませやすい。

UPS機能の切替時間は10ミリ秒未満と公表されており、瞬断の影響を避けたい機器のバックアップ電源としても活用できる。AC出力3口に加え、最大100WのUSB-C、30WのUSB-C、USB-Aポートを備え、複数機器を同時に充電しやすい構成になっている。

1000Wh超クラスの中では充電速度の速さが際立つモデルで、頻繁に使う・素早く再充電したいというニーズに応えやすい。重量は約12.1kgとやや重めなので、持ち運ぶ頻度も含めて検討したい。

  • 1024Wh・定格出力1500W(サージ最大3000W)
  • 重量約12.1kg・リン酸鉄リチウム(LFP)
  • AC充電約60分・UPS機能(切替10ms未満)

向いている人:短時間での再充電を重視しつつ、電子レンジ級の家電まで動かしたい人に向く。

気になる点:重量約12.1kgのため、頻繁な持ち運びよりも据え置き寄りの使い方が向く。

Jackery 1000 New+100Wソーラーパネル 2点セット―1070Whにソーラー充電をプラス

「Jackery 1000 New+100Wソーラーパネル」セットは、本体(1070Wh・定格出力1500W)に100Wソーラーパネル1枚を組み合わせた構成。本体単体のスペックはJackery 1000 Newと同じで、AC電源が使えない環境でも継ぎ足し充電ができる点が加わる。

本体重量は約10.8kgで、Jackery 1500 Newのセットよりも軽く、持ち運びの負担を抑えつつソーラー充電の手段も確保したい人に向く。付属パネルの仕様(定格100W・変換効率最大25%・IP68防水)はJackery 1500 Newのセットと共通で、折りたたんで収納・持ち運びができる。

AC充電時間は本体単体と同じ1.7時間。日常はコンセントで手早く充電し、停電時やアウトドアでコンセントが使えない場合の予備手段としてソーラーパネルを使う、という2段構えの運用が想定しやすい。

1536Whクラスほどの大容量は不要だが、ソーラー充電の手段は持っておきたいという人にとって、本体重量を抑えつつ機能を両立できる組み合わせになっている。

  • 本体1070Wh・定格出力1500W+100Wソーラーパネル1枚
  • 本体重量約10.8kg・パネル変換効率最大25%
  • AC充電1.7時間、晴天時はソーラーでも継ぎ足し可能

向いている人:1536Whほどの大容量は不要だが、ソーラー充電の手段も持っておきたい人に向く。

気になる点:パネル分の重量・荷物が増えるため、常に持ち歩く用途にはやや不向き。

Jackery ポータブル電源 1000 New―1070Whで家庭用とアウトドアを両立

「Jackery 1000 New」は容量1070Wh・定格出力1500Wのモデル。重量は約10.8kgで、防災用の備蓄としても、車中泊やキャンプでの家電使用にも対応しやすいバランス型のスペックになっている。

バッテリーはリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)で、メーカー公表のサイクル寿命は約4000回。AC充電時間は1.7時間で、1000Whクラスとしては標準的な速さでフル充電できる。

定格出力1500Wは、電子レンジやドライヤーなど消費電力の大きい家電にも対応しやすい目安。AC出力ポートに加えUSB-C×2・USB-A×1を備え、複数の機器を同時に充電できる構成になっている。

同じ本体をベースにした「+100Wソーラーパネルセット」も今回のラインアップに含まれており、本体だけで十分な人はこちら、ソーラー充電の手段も持っておきたい人はセット版を選ぶと使い方に合わせやすい。

  • 1070Wh・定格出力1500W
  • 重量約10.8kg・リン酸鉄リチウム(LFP)
  • AC充電1.7時間・サイクル寿命約4000回

向いている人:防災の備蓄とアウトドアでの家電使用を1台で両立したい人に向く。

気になる点:瞬間最大出力の公表値が確認できないため、大きい起動電流を要する家電は事前確認が安心。

この記事について

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